ニューオータニクラブW 5周年記念
想い出募集~バウリニューアルプレゼント~

ニューオータニクラブW 5周年を記念し、
ホテルニューオータニでの披露宴にまつわる想い出を募集いたしました。

会員の皆さまには、多数のご応募いただきましたこと、
深く御礼申し上げます。

「ニューオータニクラブW想い出」選考委員による、
厳正な審査の結果、最優秀賞が決定いたしましたので、
皆さまにご紹介いたします。


【最優秀賞】同じ会場で同じ感動を、再び・・・ 2017/6/29

「お、お~ 」と会場からどよめきと感嘆の声が上がった。
来賓の挨拶やケーキ入刀に続き、乾杯の音頭により“乾杯!”とグラスを持ち上げた時、カーテンが静かに上がり、燦々と輝く太陽の光が差し込むとともに素晴らしい庭園が現れた。1975(昭和50)年10月の我々の結婚披露宴でのことである。

戦後まもなく生まれ ”団塊の世代”と呼ばれる我々は、日本の高度経済成長ともに、激動の時代を駆け抜けてきた。東京オリンピック、ベトナム戦争、大学紛争、大阪万博、オイルショック。時代は昭和から平成へ、ベルリンの壁崩壊、9.11・・・いろいろな事があった。

2011年 娘が以前からお付き合いしていた人と結婚することになった。
「結婚披露宴はどこにしようか?」と娘が聞く。「自分たちで好きな所を探して来ればいいよ」。それから1ヵ月後、「いろいろな会場を見たけどホテル・ニューオータニの『鳳凰の間』と言うのが一番良いと思うけど、どうかな? 彼も気に入ったて言うし・・・」。私は家内と顔を見合わせた。 娘は我々がどこで結婚式を挙げたのか正確には知らなかったはず。 そんな中、偶然にも我々と同じホテルの同じ会場で新しい人生の門出を祝うこととなった。

2011年9月 来賓の挨拶、ケーキ入刀の後、乾杯の発声とともにカーテンが上がり、燦々と輝く太陽の光とともに素晴らしい庭園が現れた。そしてまた「お、お~ 」と36年前と同じように会場からどよめきと感嘆の声が上がった。

『鳳凰の間』で披露宴を行った娘も今は一児の母。3歳となった可愛い孫娘も将来また3世代にわたり同じホテルの同じ会場で結婚披露宴ができることを、そしてその時 我々夫婦も二人そろって元気で出席できることを、願っている。きっとまた「お、お~ 」と会場からどよめきと感嘆の声が上がることだろう。